ヨーロッパからの移民によって、1668年にアメリカにコーヒーが持ち込まれました。
1698年にはニューヨークでコーヒー・ハウスがオープンした記録が残っています。
その後も、アメリカ東海岸ではイギリスと同様に紅茶の飲用が主流でしたが、戦争負債に苦しむイギリスによる茶葉への課税と、さらに東インド会社に独占させる茶法への反対運動(ボストン茶会事件など)により、それまで愛飲していた紅茶をボイコットする者が多くなり、代用としてコーヒーの輸入が急増しました。
この時から、アメリカで紅茶よりコーヒーの飲用が主流となるきっかけになっています。
1901年には、ニューヨーク州バッファローで開催されたパンアメリカン博覧会で、シカゴの日本人化学者であるカトウ・サトリ博士がアメリカで最初のインスタントコーヒーを発表。水に溶けるコーヒーという意味で「ソリュブル・コーヒー (soluble coffee)」と名づけました。
1939年以降、軍隊で兵士への支給品としてインスタントコーヒーは採用されました。
1920年の禁酒法の時代も、コーヒーの普及を促進しました。
現在、アメリカは世界最大のコーヒー輸入国となっています。
アメリカンコーヒーは和製英語です。アメリカではアメリカンコーヒーというのはありません。
ヨーロッパには Caffè AmericanoもしくはAmericano (English: American coffee)と呼ばれるコーヒーがありあますが、日本のアメリカンコーヒーとは違い、エスプレッソをお湯で薄めたものをカフェアメリカーノもしくはアメリカンコーヒーと呼びます。
浅く焙煎したコーヒー豆を使います。
スターバックス
シアトルズ ベスト コーヒー
タリーズコーヒー
などのシアトルから全米に広がったエスプレッソをベースとした
イタリアンコーヒーのチェーン店